モヘアやアルパカ生地の染め方|テディベア・ぬいぐるみの作り方

みてこれっと

こんにちは!みてこれっとです🐻‍❄️

テディベアやぬいぐるみを手作りする際、市販されている生地の色をそのまま使うのも素敵ですが、「理想の色味の生地がない…」「もっとアンティーク感やニュアンスのある色合いにしたい」と思うことはありませんか?

私はテディベア作家として活動していますが、制作するベアのほとんどは、染料を一から調合して手染めしています🎀

この記事では、テディベア作家歴6年目の視点から、モヘアやアルパカといった高級なぬいぐるみ用生地の染め方や、おまけにムラ染めのテクニックを解説していきます!

テディベアの生地染めに必要な基本の道具

まずは、生地を染めるために準備する基本的なアイテムをご紹介します。

モヘアやアルパカなどの生地

私は主にアルパカ生地を使用しているため、今回はアルパカ生地の染め方をご紹介します。
アクリルや綿の生地でも染められますが、アクリルの場合は染まりにくいため、濃色促進剤を使用することをおすすめします。

みやこ染(コールダイホット)

こちらの染粉で生地を染めていきます。
たくさんの色があるので、お好みの色を購入してください!
私は2〜3色を混ぜて使うことが多いです。

厚手のゴム手袋

生地を染める際お湯に手を入れるので、ある程度厚みのあるゴム手袋(使い捨てでないもの)を用意してください。
スーパーに売っているもので大丈夫です。

スケール

タニタのものを愛用しています。

0.1g単位で染料を調合するので、0.1gまで計れるものを用意してください。
スケールがない方は目分量でも大丈夫です。

トリートメント

毛髪用のトリートメントfinoを使っています。
無くても問題ありませんが、私は少しでもふわふわな触り心地にしたいので使っています。

穀物酢

動物の毛の生地を使う時、お酢を入れることで発色が良くなったり色落ちを防ぐことができます。綿の生地の場合は塩を入れると良いとされています。

私の使うアルパカ生地は土台(ベースの布)が綿ですが、塩は入れなくてもしっかりと染まっているので、個人的には無くてもよさそうです😊

洗剤・クッキングシート

お家にある洗剤を使ってください。
私は食器用洗剤を使っています。洗濯用洗剤でもいいと思います。

クッキングシートは染料を調合する時に使用します。
目分量で染める方は不要です。

コップ・小型泡立て器・鍋・ボウル

  1. 染料を溶かす時に使うコップと泡立て器
  2. 生地を洗う際に使うボウル
  3. 染める時に使う大きめの鍋

を用意します。必ず料理用とは分けてくださいね🍳

刷毛

ムラ染めをする場合は刷毛を使います。

モヘア・アルパカ生地の染め方

生地を染める流れは以下の通りです。

生地を洗って水気を絞る
ぬいぐるみの生地を洗剤で洗う
生地の水気をきる

まずは生地に付着している汚れや糊気を落とし、染料が均一に浸透しやすい状態を作ります。
水を張ったボウルに食器用洗剤を少量入れ、生地を揉み洗いします。
十分に洗えたら水気を軽く絞っておきましょう。

染粉を調合して少量のお湯に溶かす
スケールで染料を量る

スケールの上にクッキングシートを敷き、染粉は0.1g単位で細かく調合します。淡い色であれば合計0.1g〜0.5g、濃い色の場合は1g〜5gくらいの染料を使うことが多いです。

グレージュを少し入れると落ち着いたくすみカラーになります!

染料をよく混ぜて溶かす

染料の準備ができたら、コップに水を入れてレンジで1分ほど温めます。
熱くなるので火傷しないように注意してください⚠️
温めたお湯に計量した染料を入れ、泡立て器でよく混ぜて溶かします。

鍋にお湯を張り、染料とお酢を入れる
鍋に染料とお酢を入れる

鍋に1L〜2Lのお湯を準備し、溶かした染料を投入します。
さらにお酢を大さじ1〜2ほど加え、よく混ぜます。
お湯の温度は淡い色の場合40度前後、濃い色の場合は60〜85度くらいまで温めます。

生地を入れて理想の濃さになるまで漬ける
生地を染める

ゴム手袋をして、生地を鍋に投入し色を入れていきます。

漬ける時間は、数秒から30分程度と、目指す色によってかなりまちまちです。
色や生地に合わせて調整します。

生地を洗い、トリートメントを馴染ませる
染めた生地を洗う

理想の濃さに染まったら生地を取り出して洗剤で洗います。
濃い色は洗っても洗っても水に色が付きますが、ある程度落とせたらOKです🙆‍♀️

トリートメントをなじませる

仕上げにトリートメントを優しく塗布します。満遍なく付いたら少量の水で乳化させるように馴染ませます。
ここでしっかり乳化しないと乾いた時に毛がパリパリになってしまいます。
馴染んだら水でよく流して、タオルで水気を拭き取り乾かします。

生地を乾かす

毛足のある生地は乾燥すると少し色が薄くなります。気持ち濃いめに染めるのがコツです!

ニュアンスが出るムラ染めのテクニック

桃をイメージしたテディベア

全体が均一なカラーではなく、アンティークベアのような味のある風合いや、桃のような柔らかな濃淡を出したい時はムラ染めに挑戦してみましょう。

ムラ染めをする際は、鍋に漬け込むのではなく、刷毛を使って染料を生地に直接乗せるようにして染めていきます🎨
洗って水気を切った生地をタオルの上に置いたら、コップに溶かした染料(お酢入り)をそのまま刷毛で塗っていきます。

ムラ染めの様子

生地の裏からも、表からも塗ると角度によってニュアンスの変わる不思議な色合いになります✨
色を濃くしたい場合は10〜20分ほど放置してから洗い流します。

ムラ染め注意点

作業中に高い温度をキープするのが難しいため、劇的に濃い色を出すのは難しいです。
ふんわりとした優しい柔らかなムラ感を出したい時におすすめの手法です。

おわりに

ぬいぐるみの生地染めは、一見すると難しそうに思えるかもしれませんが、慣れれば料理をするような感覚で楽しく染めることができますよ🧵

世界に一つだけのオリジナルぬいぐるみを作りたい方はぜひ挑戦してみてくださいね!

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ABOUT ME
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みてこれっと
作家名:すずた まりな
テディベア作家です。
命が宿ったようなリアルな可愛さを目標に、お客様に喜んでいただけることを願いながら一針ひと針丁寧に制作しています。
2021年にショップを立ち上げ、今まで200体近くのテディベアを制作し、たくさんのご縁をいただいてきました。
今後もクオリティを追求し、手にしてくださったお客様の日常に、そっと寄り添う作品を生み出し続けたいと思っています。
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